『声優』に思う。



 オチを先に極論してしまえば、『声優は誰でも良い』ということになる(笑)。


 29才でエロゲに出会った俺にとって、一番衝撃的だったのは『キャラクターボイス』だ。
「ああ、喋ってる!?」
いやこれ、まぢで思ったんよ。
初体験は、サターン版『下級生』。
これが衝撃的だった。
いやー、はまったね。
今風(?)に言うと、萌えたってことになる(笑)。
それまで経験したゲームじゃ、「ハッ! ハァァ!」とかしか言わなかったもんな。
「しょーりゅーけん!」とか(笑)。

 それ以降、PCでエロゲを買うようになって、一番の基準は『キャラクターボイス有り』だったりする。
喋らないゲームを買ったり、一部ボイスのみだったりすると、激しく凹んだものだ。
しかも、ボイス有りなのにエロシーンで無言だったりすると……CDを発明した人間すら恨みたくなる(笑)。
今でこそ『ボイス無し』でも、良いゲームが有ることを知っているが……。
エロシーンでボイス無いと、寂しいよね♪(←気恥ずかしくてスキップするくせに)

 そんな俺なのに、何故『声優は誰でも良い』のか?
答えは簡単。
『キャラクターの声』は『キャラクターの声』であって、『声優の声』では無いからだ。

 このコラムの特徴である、例え話を一つしよう。
あるゲームのシリーズ第三弾のキャストが発表に成って、ある論争がOHPで持ちあがったことを覚えている人は居るだろうか?
てか、とらハ3な(笑)。
その論争とは『児玉さとみと長崎みなみを起用する意味が有るのか?』であった。
一部の人は、有名声優を起用することに、嫌悪を感じたらしい。
それに対して俺はこう思ったものだ。
「有名………なのか?」と(笑)。
その時まで、声優に着目することが無かったのだ。
同時に「まだ発売もしていないゲームのキャストが不適当だと、なんで思えるんだろう?」とも思ったが、それは別の話。

 キャラクターの声は、キャラクターの声なのだ。
それを通して、声優を見詰める事は無い。
今誰も、美由希の声に文句なんか言わないもんな(笑)。
それは美由希の声が、既に世間に(?)馴染んでいるからだ。
だが俺は、例えば『高町美由希』が『CV・鳥居花音』だったとしても、なんの違和感も感じなかっただろう。
「ああ、高町美由希は、こう言う声でこう喋る人なんだ♪」
そう思っただけの事。
大体『綺堂さくら』と『椎名ゆうひ』のCVが同じ人だと知ったのは(気付いた訳ではない(笑)、3が発売してからである。
そんな俺に『声優に思う。』なんて偉そうに言える資格が無い気がする。

 そもそも実社会で、人の喋り方とか声質に、突っ込んだりするだろうか?
「貴方。その声は貴方に似合わない」
それは正直ってゆーより、無法者。
しょーがねーだろ、そう生まれて来たんだから。
勿論違和感を感じる事も有るだろう。
だけど、それを口に出して告げるか?
俺は身長185cm、体重100kgの大男だが、俺のボイスが春野日和だったとしても、だれも突っ込んでは来ないだろう。
せいぜい、影でクスクス笑われる程度だ(←笑うんじゃねーかよ)。
後から仲良くなって飲み屋で、「実は最初に会ったときさー。『なんちゅう声やねん!』って心の中で突っ込んだんだよねー』とかは言われるかもしれないが、そんなやりとりが出来る仲になった時点で、『馴染んで』しまっているのだ。

 喋り方にしても、「貴方の台詞には、感情が篭っていない」とか、突っ込まないだろ?
そう喋る人なんだからさ。
日常会話に駄目出し出来る人間は、何様だっつー話し(笑)。
勿論エロボイスに突っ込む仲に成ってからなら、尚更だろう。
「もっと感情を込めて喘いで!」
とか言わないだろ?
俺は時々言ったけどね(笑)。
そんな事はともかく。
だから、技の名前とか、発声に突っ込んだりしない。
あの技はあのトーンで言わないと、発動しないんだよ。
さらにゆーと……あの流派は、技名を叫ばないと技が発動しないんだよ(笑)。
そうなんだから、しょうがねーだろ、なあ、おい(←誰に言ってる)。


 俺にとって、『キャラクター』とは、そういう存在なのである。
フィクション(←これ重要)世界に生きる、住人。
故に、声や行動に突っ込みはしない。
原画がどーとか、CVがどーとか、事務所の力がどーとか、誰のお気に入りだから(笑)とか、あんまり関係無い。
フィクション(←これ重要)世界に生きる、一人の人間なのだから。
だからまあ………シリーズの途中で、声変わりするのは、なるべくやめて欲しいなぁ(笑)。

 だから、『声優買い』とかって言葉を知ったときは、正直衝撃が強すぎた。
今だから言いますが「そんな基準で買うんかよ!」と心の中で突っ込みましたよ、ええ(笑)。
まっこと、この世界も奥が深いね。
『仁村知佳』と『千堂瞳』の声を聞き分けられない俺には、解らんよ(笑)。
『仁村知佳』は、『仁村知佳』。
『千堂瞳』は『千堂瞳』だからなぁ。



 と、ここまで言っておいてなんだが、俺にも好きな声優様は存在する(笑)。
今だと、『児玉さとみ様』『カンザキカナリ様』『野中カオリ様』だろうか。
共通点は、HPを持っている(笑)。
HPを見てファンに成ったのだ。
だから例え『児玉さとみ様』が、漫画家だろうがOLだろうが、ファンに成った(知る機会が有ったかどうだがはともかく)。
たまたま職業が声優だっただけ。
(webで与えられた限定の)情報を見て、ファンに成ったのだ。
有る意味、フィクション住人のファン。
決して『高町美由希の声優』だからではない(きっかけでは有るが)。
大体『野中カオリ様』の声なんて、聞いた事無いもんね(笑)。
日記やコラムなど読んで、ファンに成ったのだ。
俺が時々日記で『鳥居花音様、マンセー』とか叫んでるが………。
ごめん、あれ、ネタ(笑)。
CDでも買えばファンに成ると容易に想像がつくが、現時点ではファンと言えるほどの情報と好感度を持っていない。
勿論『綺堂さくら』も『椎名ゆうひ』も『城島晶』も『メディシーナ』も『穂村優樹』も好きだが、それとこれとは別なのである。
鳥居花音様が嫌いなんじゃなく(それを判断する情報を持っていない)、『キャラクター』のファンなのだ。
『声質』だの『演技』だのの観点で、『キャラクター』を見ないからね。

 別に声優ファンを否定しているわけではない。
むしろ、(嫌味じゃなく)そこまで世界を広げられるのは羨ましいのだ。
いや、ホント羨ましい。
俺も声優様の話題で、盛り上がってみたいよぉ。
だが俺には(取捨選択された限定公開とはいえ)個人情報無しでは、ファンになる事は出来ない。
だから『声優様のラジオ番組』とか聞いてファンになるのは、俺的に正しい(笑)。
ファンに成れる情報を持っているのだから。
以前も好きだったパーソナリティが居たなぁ。
確か……『あさかわゆう』(漢字知らない)だか、『あさかゆう』だか……。
なんの声の人かは全く知らないが(笑)。
深夜のFMの番組やってたんだよね。

 話しが逸れた(笑)。
『キャラクター』の声は『キャラクター』の声であって、『声優』の声ではない。
いや勿論、『声優』の声なんだけどさ(笑)。
そこを切り離すのが、kyon的フィクションの楽しみ方。
例え『声優』がどのような人間であろうとも、悪い噂が立っていても、キャラクターの魅力には関係無い。
だから敢えて言えるのだ。
『声優は誰でも良い』と。
キャラクターに命が吹きこまれ動いた時点で、それは『彼女の声』なのだから。
こーゆー考え方をするから、『勇吾は好きだけど安次郎は嫌い』なんて事態も発生する。
この事態は女性キャラにも有るのだが、各ファンに申し訳無いので、割愛。
既に『声優ファン』に怒られそうなコラムだしな(笑)。




『声優』に思う。
俺にとって、誰でも良い。
キャラクターの魅力形成に半端じゃなく重要なファクターなのだが、それは製作サイドの話だから。
俺はただ、与えられるものを丸ごと愛するだけである。
盲目的だと罵られるかもしれない。
思考停止だと嘲られるかもしれない。
俺にとって『フィクション』を楽しむと言う事は、そう言うこと。
『声優』と『キャラクター』は別。
別故に、個々のファンになる事は有る。
だが、『キャラクター』の向こうに、『声優』を見ることは無い。
勿論、メーカーとか原作の先生様も(笑)。



 だから……『がっちゅみりみり放送局』を聞くと、好きな声優さんが増えて行く。
いやー、面白い人たち、多いわ。
とりあえず聞いとけ。
無料だし(笑)。

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