8/26

ご無沙汰して、もーしわけありません。
いや、ご無沙汰って、そっちの意味じゃなくて。
てゆかそっちもご無沙汰だけど、それはあんま関係なくてですね。

実はこのところ、激動の日常を過ごしてたわけなんです。
ぶっちゃけ、アルバイトをしてました。
これで俺も、立派なフリーター。
……立派な?
何故アルバイトを始めたかと言うと、ぶっちゃけ資金的に寒くなってきたから。
てゆか、もう10ヶ月以上も無収入で過ごせた俺を、ちょっと褒めてあげたい。
いやむしろ、褒めろ。
褒め称えろ。
こんな奴でも生きていけるのだから、自分ももう少しだけ歩いてみようと、己を奮い立たせよ。
てゆか、びみょーに蔑まれてる気が。
まあそんなんは兎も角、さくさく事情説明行ってみよう。
*kyonには時間が有りません。睡眠限界点まで、あと15分。それでも食事の仕度と洗濯をこなす、特攻野郎Aチーム1のタフガイです。だけど飛行機は勘弁な。

なんつーんですか。
登録制のアルバイト……てゆか、人材派遣だわな。
あの、クズみてーな人間が集まる感じの。
*kyonはここ数日で、すっかり人間不信に陥りました。歯に布着せることを忘れております。
軽い気持ちで登録したら、あとは蟻地獄並みに忙しくなってしまいました。
なんつーんでしょ。
自分の意外な一面を発見したね。
負けん気が強いってゆーか、あまり物事を考えないで返事してしまうってゆーか。
『大丈夫ですか? 出来ますか?」って聞かれるじゃない。
男がさ。
「出来ます」以外の返事なんか、するわけにはいかねーじゃん。
そして結局、泥沼、と。
現在朝五半時に出勤。
七時に事務所到着。
朝八時から夜八時までお仕事。
帰宅は十時半。
みんな、よく聞けー。
墓穴ってのは、こーやって掘るんだぜ。
*kyonは最近のフリーター達と出会って、多少やさぐれております。きちんとした日記は、土曜日深夜か日曜日に。

8/18

ゲームの中のきょんちゃんは、モテモテです。
今度から俺、kyon一君と改名致します。
kyon也でも可。
kyonちゃん、33歳、小厄年。
先日、アルバイトの面接を受けてきました。
もう夏野菜の出荷も終わり、ある程度暇になったからです。
生涯初の、アルバイト面接です。
若い頃はコネでアルバイトしてたので、面接した事が無いんです。
kyonちゃん、33歳、小厄年。
単純作業は苦手です。
肉体労働の方が、得意なんです。
男は汗を掻くべきです。
男は肉体労働してナンボ。
30kg土嚢運びを、日常生活に。
ひ弱なもやしっ子は、黙ってろー。
頭脳労働者を、最低賃金に。
kyonちゃん、33歳、小厄年。
男の魅力は、目方だと思うんです。
相撲取りを、トップアイドルに。
ガテン系を、トップデザイナーに。
プロレスラーを、政治家に。
ひ弱な男を、地下の強制労働施設に放り込みましょー。
一日、500ペリカ。
貯めたペリカを換金して、外出させてくれてもいいじゃないか。
そして、沼を攻略しましょう。
ビルを傾けても、いいんです。
kyonちゃん、33歳、小厄年。
妄想と現実の区別が、つかないんです。


とまあ、一部の人しか笑えない鳥肌ネタなわけなんですが。
アルバイト面接したのは、本当だったりするんですね。
まあ登録制のアルバイトなんで、多分やらないけど(笑)。
話を聞きに言っただけってのが、本当のところでしょうか。
気が向いたら、やるかもしれんけど。



で、帰りにふと思った事。
良く、『転んでもタダでは起きない奴』なんて表現があるが、あれってどうなんだろう?
言い換えれば、人は転んだとき、タダで起きられるのだろうか?
そりゃ、言葉の真意は解っている。
『転んでも100円くらい見つけて起きる奴』と言う、抜け目無い人間の事を比喩しているんだろう。
じゃあ、それ以外の人間は、タダで起きていると言う事なのだろうか?
そうではない。
人は転んだとき、体や心に痛みを伴う。
肉体的に傷つくのは勿論の事、周囲の視線から辱められ、心にも傷を負うであろう。
つまり人は、転んだ時点でマイナスなのだ。
これはなにも、実際に転んだ時だけ発生する傷ではない。
精神的に挫折したときも、一緒である。
転べば傷がつく。
これらの事から、『転んで100円握り締めて立ち上がる奴』こそ、プラスマイナス0。
つまり、『タダで起きている』わけなのだ。
そう。
人は転んだ時、既にマイナス状態である。
己の不運を呪い、周囲の蔑視に晒されるが良い。
それが一番大事なのだ。
人は……いや、男は、打たれる事によってのみ、成長する事が出来る。
どうしてかと問いかけられても、答えはない。
何故なら、男はそのように出来ているからだ。
出来ているのだから、しょうがない。
男と言う遺伝子の中に刻まれたプログラム。
『逆境や挫折を跳ね除け、成長する』因子が有る限り、それはしょうがない事なのだ。
男はそんな時に、成長してしまうのだ。
たとえ成長したくなくとも、成長してしまう生物なのだ。
転ぶと言う事は、挫折を味わうと言う事。
そんな重要な機会に、たかだか100円くらい握り締めて起き上がってしまってよいものか?
せっかく訪れた男の見せ場で、帳尻を合わせてよいのだろうか?
転んだ時にこそ、タダなんかで起きてはいけない。
男が目先の利益に囚われて、どうするものか。
やっと訪れた挫折ならば、思う存分転ぶべきだ。
指先で100円玉を探すような、みっともない仕草をしてはいけない。
いや。
たとえ目の前に1万円が落ちていようとも、1000万円が落ちていようとも。
1000万円だと、ちょっとアレだが。
1万円でも、結構アレだが。
それでも、そんなものは人生における付属品に過ぎない。
本当に大事な事は、転ぶ事。
転んだ時、地面に証を刻みつける事。
そして這い上がる事。
少しくらい怪我をしても構わない。
むしろ、転んで怪我をしないでどうするのだ。
思いっきり怪我をして良い。
額から流れる血潮は、這い上がる男にこそ相応しい。

転んだ時、タダなんかで起きてはいけない。
転んだ瞬間に掴んだ物なんかは、所詮その程度のものである。
転んだ時、挫折した時こそ、マイナスで居なくてはならないのだ。
人目を気にして、泥を払うような真似は、決してしてはならない。
何故ならその泥は、転んだ証なのだから。
這い上がる事を宿命付けられた、男のパスポート。
縮んだバネは、縮んだ以上に飛び上がる。
己で縮み幅を狭めて、どうするというのだ。
一度転んだなら、心行くまで沈み込めばよい。
何故なら男は、跳ね上がるように出来ているのだから。
全ての男は、這い上がるように出来ているのだから。



とまあ、こちらが炎尾先生風ネタです。
別に意味は無いんですけど。
思いついたから(笑)。

8/14

いやー。
もうね。
暑くて(笑)。
涼しくなるまで、小説とか更新できない気がするんです。
書いても面白いものが出来ないってゆーか。
昼間、灼熱の畑で作業した後、暑い部屋に帰ってくる。
よーやく涼しくなったから、さて書き物でも……と思っても、体力的に厳しいんです。

とゆことで、今日はここら辺で勘弁してください。
代わりと言っては何ですが、新しいHP作りました
夏休みの工作的なノリで。

8/11

ちょっと前に、使っていたマウスが壊れてしまって、新しいのを購入した話を日記に書いたんですが。
実はアレには、後日談がありまして。

<あらすじ>
kyonはトラックボールタイプのマウスを使っていたのだが、田舎には普通のマウスしか売ってなかった。
PCを始めてから、トラックボールタイプしか使ったことの無いkyonは、未曾有の大ピンチ。
行け、負けるな、kyon!


そんで地元の電気屋で買った、ワイヤレスのマウスにもぼちぼち慣れて来たんですが。
てゆか、マウスに慣れたとか言ってるの、今時俺くらいなんだろうけど。
実をゆーと、ふつーのマウスって使い辛くてね。
話はぴょんぴょん飛びますが、以前友達と、メイド喫茶なるものに行った事があるんです。
メイド喫茶でいーのかな?
インターネットが出来る、メイドさんの居る喫茶店。
インターネットが出来るメイドさんが居る、喫茶店じゃないよ。
メイドさんが出来ようが出来まいが、こっちにゃかんけー無いしね。
メイドさんと出来るってゆーんなら、話はまた別なんだけど。

とまあ、自分でも今日のネタでは広がらないと感じていて、必死に字数を稼いでるわけなんですが。
別にメイドさんは関係なくて、その喫茶店で普通のマウス使ったら、狙ったところがクリックできなかった思い出があるんですな。
隣と後ろに居た友達に、ばれやしないかとヒヤヒヤもんでした。
まあ友達は、俺よりもメイドさんに着目してたんだろうから、ばれる心配は無いと思うんですが。


で、使っていたトラックボールタイプがお亡くなりになった後、普通のマウスを買ったんですけど。
これが、どーにも使い辛い。
俺はデバイス類がしっくり来ないと、イラッてするタイプでして。
だから無駄だと思いつつも、キーボード3枚も買っちゃうんですね。
で、とーぜん、トラックボールタイプを捜して、町まで繰り出したんです。
だけど、どれだけ探しても、ありゃしねえ。
いや、正確には有るんですけど。
全部、中指で動かすタイプなんです。
俺が求めているのは、親指でトラックボールを動かすタイプ。
ヨドバシカメラ店員に聞いても、取り寄せになるとの事。
3日から1週間くらいかかると。
そんなに待てねえ。
だから俺は、『左右どちらでも使える』と銘打っていたタイプのトラックボールを買ったんですね。
……………………。
たしか、3000円くらいしたと思います。
これが、使い辛いのなんの。
どちらも使えるってことは、どちらも使い辛いって事と同じなんですね。
結局そのまま放置して、普通のマウスを使おうと心に決めたわけなんです。


で、ここまでが前フリ。
夕べ寝てたら、いきなり天啓が降りてきたわけなんです。
以前使っていた親指トラックボールタイプは、断線しているらしい。
新しく買ってきた(つっても、結構前だけど)トラックボールタイプは、使い辛い。
ならば、それらを併せてしまえばよいのではないかっ!?
そう。
俺は今まで、そーやって生きてきたはずなんです。

サターン初期の頃に購入したバーチャスティックは、どうしても使い辛い。
しかし一番使い勝手の良いアスキースティックは、プレステ用。
バーチャスティック以外に、サターン用のジョイスティックは無し。
ハーネスどころか基盤まで総とっかえして、サターン用スティックを自作したのは、俺。

小学校の頃、すごく使い勝手の良いシャーペンがあった。
そのシャーペンが友達に踏まれて壊れたとき、他の部品を寄せ集めて復活させたのは、俺。
さらにゆーなら、小学校の頃。
壊れたテレビとか洗濯機とかのスイッチ類を集めて、なんだかモビルスーツのコクピットらしきものを作ったのは、俺。
それを設置した秘密基地(土手に横穴をあけて作った)が、落盤して生き埋めになりそうになったのも、俺。
休日、友達と三人で、投網による山鳥捕獲に成功したのも、俺。
その鳥を自作の銃(曲がった鉄パイプに爆竹を山ほど詰め込んで、爆風でビーだまを飛ばす)で、頭を吹き飛ばしたのは、友。
その鳥を煮て美味しく食ったのは、秋。
次の日自慢げに話したら先生に怒られて、しかも学校放送で晒されたのは、俺たち。
飲めもしない酒を飲んで、次の日二日酔いになり、気の抜けたジュースを飲んで吐き、苦手になったのは、ファンタ・グレープ
通学途中に財布を拾い、中に入っていた5000円をネコババしてガンキャノンとズゴックを買ったのは、俺。
次の日それがバレてしまい、学校に呼び出されて泣いていたのは、
通学途中、車に撥ねられたのは俺。
その撥ねられた俺に当たって、入院したのは、
ぴんぴんしてたのは、俺。
昨日、友達からエロDVDを貰ったのは、俺。
『薄消し』とか書かれていて、喜んだのは、俺。
実際は薄消しどころか無修正で、微妙な顔をしたのは、俺。
その俺を見て首をかしげたのは、ねこたち


とまあ、字数稼ぎのつもりで、いらんカミングアウトなどしてしまったわけなんですが。
親指トラックボールは、無事復活しましたとさ。
結構ひっぱれたけど、失ったものも多いかも(笑)。


8/08

最近、ねこと争うことが多いんですよね。
俺のPCデスクの椅子に、ねこが寝るんです。
帰って来て寝てるのは当たり前なんですが、ちょっと席を立つとすぐに取られてしまうんですよね。
こーゆーパーティーゲーム、あったよなー。
椅子取り合戦とか、そんな感じの。
さっきもちょっと台所に立ったら、ねこが座ってます。
箱すわりってゆーんですか。
両手を脇の下に抱え込んで、得意げな表情を浮かべる構え
そこで俺は、一計を講じました。

俺の椅子は凄いんですよ。
この、座る部分が回るんですね(笑)。
しかも肘掛け付き。
キャスター部分は、なんと5脚。
安定感、抜群。
しかも、エアサスペンション採用。
まあ、こんなドコにでもある椅子の何が凄いって、リサイクルショップで500円で購入したことなんですが(笑)。

で、ねこが乗ってるので、反撃。
ねこが乗ったまま、椅子を回してみます。
名付けて、『ねこスピン・MK−2』。
MK−1はねこを床に寝せて、首のところに指をあてて、横にクルクル回す技です。
で、椅子を回すMK−2は、凄い効果がありました。
振り落とされないように、必死にしがみついてるせいで、何十回転も可能です。
ぐるぐるぐるぐる。
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる。
兄さん!
兄さん!
いくじなしの兄さん!
ぼくは君と姉さんを、脳髄は人間の中の迷宮であるという観点から、あえて許そう!
だから兄さん!
どんなにたくさんの人がバカにしても、君たちはフェティシストであり続けてほしい!
兄さん!
聞いているのか? 兄さん!
聞いているのか?
しかしその後兄は、しがないアンテナ売りで一生を終えた……。
こーの……いくじなしがっ!
そのくらいの気合で、椅子を回したんですよ。
当然、目が回りました。
俺の

しまった……。
こんなベタなオチ……。
てゆか、冷静に考えれば解るんだけど、回してる最中は想像もしなかったぜ(笑)。
勿論、ねこも目を回してたんですけどね。

 

<余談>

本日引用した歌詞は、無許可でお送りしました。
筋肉少女帯の、『いくじなし』って歌です。
ちなみに昨日も、無許可でお送りしました。
中島みゆきの、『ローリング』とゆー歌です。
多分あの歌が、中島みゆきの中でも、一二を争うくらい好きですね。
今確認したら、『10桁』じゃなくて『9桁』でしたが(笑)。

ローリングエイジ、寂しさを。
ローリングエイジ、人に言うな。
軽く、軽く、傷ついてゆけ。
ローリングエイジ、笑いながら。
ローリングエイジ、荒野に居る。
僕は、僕は、荒野に居る。

自分が荒野に居る事を気づいてしまう人種は、きっと不幸なんでしょう。
傷つくことが当たり前だと悟ってしまう性格は、きっと損なんでしょう。
傷つくことを避けてはいけない。
だって、当たり前なんだから。
荒野から逃げてはいけない。
だって、そこが人の居場所なんだから。
それに気づくのは、不幸なこと。
それに気づいてしまうのは、悲しいこと。
だから強くなれる。

 
 

8/07

新しいキーボードを購入して、はや一週間。
まだ慣れませんね。
てゆか、不慣れなキーボードだと、書く気が萎えるってゆーか。
一週間で三台もキーボード買ってりゃ、慣れないわな(笑)。

先代(台?)のメカニカルキーボードがお亡くなりになって、新しいキーボードを購入する羽目になったわけなんですが。
俺の行きつけのショップじゃ、あらかたメカニカルキーボードが撤去されておりまして。
なんでだー。
みんな、このカチャカチャって音を、好きにならないのかー?
てゆか、メカニカルのキーストロークが、俺に合うんですよね。
ふつーのキーボードって、押したか押してないか、解らない時が有るんですな。
メカニカルだとその点、心配無いんですよ。
カチャって音したら、ワンプッシュだから(笑)。

んでメカニカル探してたんですが、ドコにも無いんですよ。
でも手持ちのキーボードは、押せないキーがある。
10ケタの数字を、組み替えて並べ回す。
寂しさの数だけ、同じイタズラ電話。
ボックスを叩く、街の風が冷たい。
どうしても一つだけ、押せない組がある。
だから新しいキーボードを購入する必要があるんです。
で、取り敢えず購入した2000円くらいの奴。
これが酷くて。
なんてゆーんですか。
店頭で試したキーボードと、まったく違う感触。
てゆか、まったく違う品を持ってきてしまった(笑)。
試したキーボードの下の棚に有った物を持ってきたはずなんですが、違う商品だったらしーんです。
ま、自己責任とゆーことで、これは使わない事に決定。
2000円くらい、どーってことないさ。
コインで言ったら、100枚。
REG一回にも満たないさ(笑)。

んで次に購入したキーボード。
3000円くらいだったんです。
キーストロークも結構良い感じで、使いやすそうだったんですが……。
この……なんてゆーんですか……。
Fキーの上に、電源スイッチみたいなものが装備されてるんですよ。
それを、ねこが踏むんですね(笑)。
で、電源が切れてしまう、と。
一応警告文みたいなのも出るんですが、2回踏むと問答無用で切れてしまうんですね。
Turbo−Speroとかって商品なんですが。
ねこの居ない人なら、良いかもしれません。

で、三台目。
http://www2.elecom.co.jp/peripheral/full-keyboard/ps2/tk-p09fp/index.asp
これを購入しました。
いろんな事を検討し、試し打ちもして決めました。
購入の決め手は……なんか、LEDが青くて綺麗だったから
あとは、長い間使って慣れるしかないんでしょうね。

 

8/03

ちょっとだけ凹んだ事実。
いや、メールの内容に凹んだ訳じゃないんですよ、Aさん(笑)。


お友達のAさん(正確には、お友達のお友達の彼女さんだけど、お友達って思って良いですよね(笑)から貰ったメールに、こんなこと書かれてました。
「へそ祭りにいってきました」
へそ祭り?
どんな奇祭だ(笑)。
きっと、自慢のへそを見せ合ってコンテストを行ったり。
「へ〜そ〜♪ へそへそへ〜そ〜♪」などと、不思議しぎ摩訶不思議ソングな曲にあわせて踊ったりするカーニバルなんだろうなあと。
そう思ってたんですよ。

屋台で売っているのは、得体の知れない動物のへそを焼いた、『へそ焼き』。
もちろん、へそ饅頭も売っている。
特設された舞台では、全身を白い布で覆って、へそだけ出して競い合う、『第二十二回へそクイーンコンテスト』。
もう、へそフェチには、たまんねー催し。
屋台の綿菓子も、真っ白な球体の真ん中に、食紅で書かれたへそ
たこ焼きの中身も、たこじゃなくてへそ
ヨーヨー釣りも、何者かのへそが泳いでいる。
見世物小屋的なものには、世界のへそが陳列。
中でも特筆すべきは、イスタンブールで採取されたヨルパキヤさん(56歳)のでべそ
なんと、6cmもの突起。
祭りの会場で配られるパンフレットには、歴代のへそ名人が羅列されている。
大通りでは、人気のキャラクターを模した山車が練り歩くが、全部でべそ
てゆーか、道行く人も観光客も、みんなへそ出し
クライマックスは、電飾に彩られた山車による、エレクトリカルへそパレード
そして夜空を飾る、3千発のへそ花火

参加者も観光客も、一様に願うのだ。
夜、腹を出していて、雷様にへそを取られませんように、と。

 

……………………と。
ここまで書いてたら、メールが届きました。
さっき返信した、Aさんから。
へそ祭りの詳細を、俺に教えてくれたのです。
…………………………。
…………………………………………。
URLはこちら、どんっ!
http://www.furano.ne.jp/hesomatsuri/
しまった。
へそとはつまり、その地の中心
そこから来てるとは、思わなかった………。
しかも、腹踊りでへそ踊りね
その発想は無かったぜ……。

しかも、俺の想像を上回るへそ尽くし。
へそ将棋大会、へそマスコットとの写真撮影、へそスイカ割り、へそラックアウト、へそワングランプリ、へそライブ、へそすべり……。
へそ神社、へそマラソン大会、へそ公園(中心標公園)、へそ標(北海道中央経緯度観測標)、へそ民話、へそスイカ、へそ歓楽街、へそ十戒、へそ火脚、 へそみこし、へそ時計……。


北の大地の発想力には、敵わねえ(笑)。
もっともっと、修行を積み重ねなければ。
俺は物を書く人間です。
公募に参加するわけでもなければ、プロを目指すわけでもない人間ですけど、物を書いております。
表現力とか、文章力とか、構成力とか。
それも大事だろうさ。
でも、それだけじゃない。
てゆか、俺に唯一有るのは、発想力だと。
うぬぼれですが、そう思ってるんです。

それも、『世界がどーの』とか『人間の未来がこーの』とか、そーゆーんじゃない。
もっと、細かいアイデア。
そーゆーのを積み重ねるのが、俺のスタイルだと思うんです。
それを……こんな……町おこしレベルの発想すら、浮かばんとわ……(笑)。


ありがとう、Aさん。
俺、目が覚めたよ。
最近ちょっと、調子に乗ってたのかもしれない。
感想メールとかたくさん貰って、いい気になってたのかもしれない。
初心に返って、もっともっと、下らない事を思いついてみせるよ(笑)。

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