2/02 第七十夜 『久々小説更新』

忘れてたわけじゃないッス。
ましてや『夜が来る』に大ハマリしてたわけでもありません(笑)。
きちんと書いてましたとも、ええ。

しつこいくらい言いますが。
てゆーか、しつこいですが。
されすぱの着地地点は決まっております。
テーマも一貫しておりますし、キャラクター(登場人物)のキャラクター(個性)が変化する事もありません。
ですが……途中があやふやって言うか(笑)。
どーにでも書ける展開なんですよね。
俺的には、長めに続けていこうとしての設定なんですけど。
それで色々御意見頂いて、再構成したわけなんですが。
……。
納得行かなくてねー。
誰にも愚痴れないしさ……てゆーか、愚痴るくらいなら止めてまえって感じですか(笑)。

夜に成るととんでもなく寒くなる室内で、後ろに髪を束ねて書いてたんです。
それでも納得行かなくて、何回も消しました。
文字数で言えば、5万字くらいは消したんじゃねーの(笑)。
そこでふと気付いたんです。
己を見失ってる、と。
今一度自分を見直すために、書きましたよ。
最終回(笑)。
おそらく、このままで発表するなんて事は、ありえないでしょう。
書いてる最中にも、色々と出てくるだろうし。
正直、誰だコレってキャラクターまで出てきたりして(笑)。

そこまでして、よーやく続きを発表する事が出来ました。
御読み下さった方はお解かりかと思いますが、今回の話ははっきりとベクトルを示そうと書いた作品です。
伝わるかどーかは別ですが、伝えようとだけは努力しました。
これも皆、俺の尊敬する松本人志さんの言葉のおかげです。
やっぱり天才だよな、あの人。

そんなこんなで、第十二話。
時間のある時にでも御読みくだされば嬉しいです。


PS
ねこねこソフトのラストショットのため、初めて応援バナーなるものを張ってみました。
何の勘の言っても、好きなメーカーです。

1/29 第六十九夜 『いろいろなこと』

ここんとこ、俺的には激動の一週間でして。
友達から夜会を見せて貰い、やっぱり俺には合わないなーと思ったりもしましたが、第何次かの中島みゆきブームが到来したりしまして。
押入れの奥からCD引っ張り出してヘビーローテーションで聞いてみたり、中島さんのANNのテープが発掘されたものの、もうすでにカセットを聞ける環境に無いので、わざわざやっすいCDラジカセ買ってはみたものの、90%以上がカビてて聞けなくてショックを受けたり、挙句の果てにラジカセもなんだか動かなくなったりしました。
本来ならここで、『俺も昔は中島さんのANNに投稿してまして、読まれたことがあったんですよ』的に嘘をついて話しを膨らませても良かったんですが、嘘なので止めておきましょう。
皆様がどう思うかは解りませんが、小学校から中学校にかけての俺は、好きなパーソナリティにはがきを送るなんて考えられなかったくらいシャイなあんちくしょうでありまして。
送っても居ない自分の葉書きが読まれたことを想像して、ドキドキするような子供でした。

子供だったんでしょう。

自分の好きなものが、人に認めてもらえないことが悔しかった。
間に紙が挟める下敷きなんてものがありまして。
当時の子供たちは皆、好きなアイドルの切り抜きなんかを挟んでいたものでしたが、俺は中島さんのシングルレコードのジャケットを挟んでいました。
今考えると、とっても痛い……とゆーか、寒い子供でしたね。
たまに興味を示してくれた友人も居ましたが、思い返してみると、義理で話を降ってくれた感もあります。
俺の通っていた中学校は、かなりの田舎です。
子供がオールナイトニッポンを聞ける時間まで起きていることなんか、まず無かったんですね。
俺は学校サボったりしてたんで、聞いてましたが。
ある時、友人の一人がANNを聞いている事が判明しました。
そいつはクラスでも優等生な感じで、勉強するために遅くまで起きていたんだと言っていました。

多分。
その友達は、俺と中島みゆきのANNについて話をしたかったのでしょう。
特権……とゆーとちょっと違うかもしれませんが、他の人とは違う経験を共有するものとして。
一方の俺は……正直、そいつがあまり好きではありませんでした。
理由は簡単。
頭が良いから。
まあ、ひがみですわな。
そいつが中島さんのANN話しで盛り上がってる、その時。
俺はキレたんです。
こいつは中島さんのANNだけしか知らない。
その曲も深みも知らないのに、さも理解したかのように語っている。
その事が許せなかった。
今思えば、どっこいどっこいなんだけどさ。
でもやっぱりその当時、どうしても許せなくて。
中島さんの曲を浅慮しているような気がして、許せなくて。
必死に歌詞を解説したり、歌ったりしたもんでした。

このときの経験が、どれだけ痛いかを後に理解したので(笑)。
曲に自分の心境を投影する人を、下に見る傾向が俺にはあります。
いやいやいやいや。
人生の応援歌とかって、別に貴方のために作ったわけじゃないから。
不特定多数の人たちに伝えたいんであって、『まるで私のために歌ってるみたい』なわけじゃないから。
まあそれは兎も角として。
俺にはそんな傾向、しょっちゅうありました。
例えばプロレス。
プロレスを八百長だという人間に対して、昔はムキに成って反論したもんです。
じゃあお前は2mの高さから投げられて、それで平気でいられるのか、と。
今の俺ならこう答えます。
痛いけど、結構平気。
それとプロレス八百長論とは、なんの関係もないしね(笑)。

だけど、最近ちょっと思うんです。
ムキになる事、ないなーって。
自分が好きなものを否定されても、別に平気になっちゃったなーって。
それって多分、寂しい事なんでしょう。
エロゲーソフトメーカーのねこねこソフトが、次回作を持って活動停止すると発表しました。
寂しいですよね。
確かに飛びぬけたヒット作をたたき出せる……そんなメーカーではないでしょう。
でも、いつ行ってもそこそこ美味いラーメンを食わせてくれる、町外れの食堂の親父みたいなメーカーでした。
自称業界の人(笑)に聞いた、ソースのはっきりしないあやふやな情報ですが(Tさん、ごめんなさい(笑)
ねこねこだけじゃなく、業界全体の売り上げ本数が、そーとヤバイ次元まで来てるらしいです。
そんなん教えてもらわなくても解ってるって感じですが(Tさん、ごめんなさい・2(笑)
コンシューマで出すのは、どーもそーゆー理由があるらしいんですって。
PCで出したものをリメイクしても、5〜10倍の本数が見込めるとか。
今まではエロゲ→コンシューマのラインは否定してきましたが、そーゆー理由ならしゃーないかな、と。
みんなご飯食べなくちゃ、生きていけないもんね。
おなか空くと、切ないもんね。
それに気付いただけでも、子供の領域からは弾かれちゃったのかなーなんて思うんです。

俺の生き様は、子供っぽいんだけどな。

1/25 第六十八夜 『見えなかった深さとカルマ』


最近、仮面ライダーづいてまして。
ああ、俺の構成物質の中には確実に組み込まれていると、再認識したわけなんですが。
今見ると、なかなか考えさせられるもんですな。
例えば、初期のライダー隊(旧仮面ライダー一号から、ストロンガーまで)のキャラ作り。
大抵主人公は、スーパースペックでありながら(本郷猛なんか、なんとIQ600!)両親が殺されたり恋人が殺されたりしております。
っこーゆーの見ると、不幸から立ち上がり強大な敵に向かう男ってのが、みんな好きなんだよなーって思うんです。
初めて知ったんだけど、V3なんか一号二号に改造されてるし(笑)。
仮面ライダーの悪役といえば、世界制服を狙ってる割には幼稚園バスを襲うような、みみっちいイメージが浸透している感があるのですが、見返すとそうでもない事に気付きます。
問題は、大それた悪事を実行する前に(あるいはその準備段階で)露呈してしまう事。
作戦の詰めが甘いってゆーか、脳ミソまで筋肉質に改造しちゃったんじゃねーかってくらい。
幹部だの将軍だの任命する前に、優秀な作戦本部長とかが必要だったと思う次第です。
しかし、どーしても悪の組織をなじる気にならないのは……彼らもまた、男らしいからなのです。
確かにやってることは悪い。
伊達に悪の組織を名乗ってるわけじゃない。
だけどどの作品も中盤あたりから、手段が目的に摩り替わってるかのごとく、ライダーを倒す事に作戦が行なわれている感があるからです。
そりゃ負けっぱなしじゃ腹の虫が収まらないよね。
もう途中から、世界制服なんかどーでも良くてライダーさえ倒しゃいい感じ。

子供の頃は、なんで全員で襲い掛からないんだろうとか、もっと準備してから行動に移るべきとか思ってたんですけど、今見るとそうじゃない。
彼らは彼らなりに、意地とプライドがあるんです。
そーゆーのって、なんか素敵じゃないですか。
例え他人から蔑まれようと罵られようとも。
子供の頃は解らなくとも、今なら理解できるものも有ります。
例えば、中島みゆきの曲。
『うらみ・ます』って歌があって、俺は俺なりの解釈があって、「あの曲を暗い女の歌だという奴とは、一生友達になれない」と思ってましたが……まあ、今でもそう思ってるんですが(笑)。
もう一段階深いところで考えてみると、優しいだけじゃなくて情念の深さ……てゆーか、確かに暗い雰囲気を持っている曲だという事が、なんとなく感じられました。
著作権協会には内緒で歌詞など分析してみます。

うらみます、うらみます、あたしやさしくなんかないもの。
うらみます、いいやつだと、思われなくていいもの。
泣いてるのはあたし一人、あんたになんか泣かせない。
振られたての女くらい、騙し易いものは無いんだってね。
あんた誰と賭けていたの、あたしの心はいくらだったの?
うらみます、うらみます、あんたのこと死ぬまで。

この歌詞を読んで、ふつーならどう思うのでしょう?
遊ばれた女の歌?
確かにそうなのかもしれません。
だけどこの曲の中に出てくる男は、多分優しかったのでしょう。
彼女が一生忘れたくないと願うほどに。
自分が悪役になってまで庇おうと思うほどに。
別れた後も泣かせたくないと思うほどに。
男は愚かな生物だから、恋人と別れたことを、さも武勇伝のように語ることが有ります。
悲しみを隠して、気にしてない風を装って。
彼女はそれを知っているから、鵜呑みにしている女を装っているのかもしれないと、俺は思うんです。
だけど……そこまで情の深い人間は、この世では幸せになれないのかなーなんて、今なら思います。
子供の頃は、そこまで見えなかった……とゆーか、感じる事が出来なかった。
悪の組織も、悲しい女にも。
子供の頃に触れた作品にもう一度触れてみるのも、自分を確認するとゆー意味で、楽しい行為だと思いました。


それとは別に関係なく。
あの人、逮捕されましたね。
まあそれは別にどーでも良いのですが。
俺の生活には関係ないし、関心もないし。
関係とか関心のある人は、大いに憤ってもらって良いのですが(笑)。
ただ一つだけ。
モンとかゆーなっ!
しかもTVのアナウンサーまで「ホリエモンこと……」とかって。
『こと』って何だよ。
在りものみたいにゆーなよ。
いい年した大人がモンとか言ってるのを聞くと、こっちが赤面するわ。
モンって言って良いのは、義理の妹か年下の幼馴染か攻略後のツンデレ娘だけだっ!
お前等、それのどれとも違うだろ。
まあ俺のカルマも、相当深いけど。

1/19 第六十七夜 『久々企画モノ』

虚構に彩られた世の中に、颯爽と登場する5人の戦士。
嘘から生まれる改造人間、『嘘っ』を倒すため立ち上がった。
カミングアウト戦隊『ぶっちゃけファイブ』(通称カミセン)。
人の嘘を暴くのが当初の目的だったが、まず自分の嘘をさらけ出さなくてはとの信念から、誰からも頼まれもしないのに語りだしたっ!



●第一話 『ぶっちゃけブルー語りき―――電脳世界の被害者―――』
今だから言います。
僕はよくみんなから、パソコンが得意だとか言われておりますが、実はそんなことも無いんです。
家にある自作パソコンですが本当はショップオリジナルですし、解らない事はサポートに電話します。
一回に付き40分くらい喋りますが、それでも解らない事もよくあります。
そんな時は次の日、また電話します。
もうサポートの人にも名前を覚えてもらってるようで、誇らしく思ってます。
一応PC所持歴は長いので、タイピングはそこそこ早いですが、実は指六本しか使ってません。
打ち間違えも多いです。
『C』とか『V』とか『X』とか『Q』とか、普段使わないキーは見ないと探せません。
キーボードでも良く解らない機能が多いです。
『CapsLock』とか、何のことか全く解ってないんです。
それどころかいつの間にかローマ字入力が出来なくなってる時があって、どうしても解除できないので再起動したりもします。
ファンクションキーも名前だけは知ってますが、何の為に使うか解りません。
この間イエローに聞かれた時は、適当に『ショートカットに使うんだよ』的な事を、知っている用語を交えて騙しました。
一応パソコン用語辞典みたいなものも買ったことがありますが、1999年版です。
なんとなくうろ覚えだった、『サッド・マック』という単語が、Mac用だと知って愕然としました。
毎週、週刊アスキーも買っておりますが、中身を全部読んだ事がありません。
というか、『電脳なをさん』と『カオスだもんね』以外、殆ど読みません。
あとは水着のグラビアを楽しみにしておりますが、人には『PC雑誌にはこんなものいらない』と言ってます。
本屋に行っても良く解らない厚いPC雑誌を買いますが、本当に欲しかったのはパソコンパラダイスです。
たまPCエンジェルも買いますが、本屋の店員は、普通のパソコン雑誌だと思ってるに違いありません。
タイトルにPCだのパソコンだの書いてあるからです。

僕はカミセンのNO2なので、よく勘違いした女性に声を掛けられますが、クールな仕草は演技ではありません。
いくら若く見えても、人妻らしき女には興味が無いからです。
何か勘違いしてるようなヤカラには、必殺のベルボトム蹴りを食らわします。
昨日ピンクに『ブルーは小さい女の子には優しい』とか言われたので、チッって舌打ちしておきました。
見破られた悔しさからと、ピンクが巨乳だったからです。
ですがあの馬鹿乳女は、誤解してます。
僕はヒーローなので、女の子だけでなく、子供全般に優しいです。
特に半ズボンの男の子なんかみると、肩車したい気持ちで一杯です。
まだ未成熟な股間が首筋に当たったりすると、思わず変身してしまいそうになります。
将来僕がカミセンのリーダーになったら、ぶっちゃけ少年隊を結成して、はべらしたいと思ってます。
審査は勿論僕が。
全裸審査と触診は必須です。
普通の人がこんな事をしたら、社会問題になるでしょうが、僕は大丈夫。
何故なら僕は、地球を守るヒーローだからです。

こんな僕ですが、一つだけ不満があります。
それは僕のフィギュアが、レッドのより50円安いことです。
確かに僕は頭についている謎のアンテナが5本なので、レッドのよりも安く出来るのは解ります。
でも納得行かないので、近所の子供に5000円渡して、レッドのフィギュアで怪我するように言い渡しておきました。
あの子供の母親は知能がギリギリ霊長類なので、顔を真っ赤にして苦情の電話をするはずです。
それが確認されたら、レッドのファンのHPの掲示板に晒して、荒らしてやろうと思ってます。
僕はあまりパソコンは詳しくないのですが、荒らし歴は長いのです。
僕の一文が祭りを呼ぶと思うと、思わず変身したくなるくらい興奮します。
勿論僕は子供好きなので、怪我した子供は舐めて癒してあげたいです。

じゃらっちゃらんっ。



次回、カミセンの紅一点がぶっちゃける。
彼女が過ごした高校時代とは?
深夜放送の水着アシスタントから二線級グラビアタレントを経て、ピンクに抜擢された彼女の処世術。
外れた音程にイコライザー。
カミングアウト戦隊『ぶっちゃけファイブ』、第二話。
『ぶっちゃけピンクの危ない秘密―――放送コードなんか怖くない―――』に、ぶっちゃけオンっ!


1/16 第六十六夜 『中島みゆきの回の巻』

こんばんわ、kyonちゃん右ストレートです。
さっそくですが、残念なお知らせ。
『格好を付ける』と『甲冑を着ける』。
上手い事言ったんちゃうんか?
なんで無反応やねん?
お前らみたいなモンに……と、今年は松本さんバリのキレキャラを前面に押し出す予定でしたが、断念しました。

とゆーことで、今宵は中島みゆきネタ。
中島みゆきを詳しく知らないと、全く楽しめないです。
中島みゆきさんには、数々の名曲がありまして、その全てにタイトルがついております。
それを合成して楽しもうとゆー、それだけの企画です。
知ってる人は曲を想像していただけると、より楽しめる感じがしてなりません。



●12月迷子
12月になると迷子。

●ヘッドライト・テールライト・サーチライト
中島みゆきに有るまじき、明るすぎる歌。

●テキーラを飲みほしてふらふら
飲みすぎ。

●ミルク177
みるくー。もおーぉ。ひゃくななじゅうななー。年取りすぎ。

●トラックに乗せて誘惑
悪い事考えてる顔になってるはず。

●杏村から裸足で走れ
何したんだよ?

●すずめホテル
ちゅんちゅん五月蝿い。

●ひとり上手スペシャル
ひとり過ぎ。

●しあわせピエロ
なんか腹立つ。

●怜子横恋慕
駄目です。

●優しいやまねこ
野生台無し。

●みにくいアヒルを捨てる日は
ペットブームの被害者。

●勝手に時刻表
時間になってもバスが来ない。

●瞬きもせずタクシードライバー
危ないて。

●冬を待つ歌姫
広瀬香美。

●金魚の都
フナは苛められる。

●信じ難いMEGAMI
自分でゆーてるだけちゃうんかと。

●寄り添う狼になりたい
二秒後噛み付く。

●夏土産をもう一度
ずーずーしい。



●店の名は蕎麦屋
びみょー。

●生まれたときから蕎麦屋
普通。

●たかが蕎麦屋
失礼な。

●みにくい蕎麦屋
失礼な。

●蕎麦屋を洗う女
夫婦ものかい。

●蕎麦屋便り
VOL.37。

●蕎麦屋ですか
はい。

●うそつきが蕎麦屋
美味いとか看板に書いてあるのに。

●蕎麦屋のせいでもない雨が
言いがかり?

●蕎麦屋のシーズン。
いつ?

●蕎麦屋を出すのなら九月
ああ、なるほろ。

●ホームに蕎麦屋
立ち食い。

●夜風の中から蕎麦屋
ナイスタイミング。

●泥海の中から蕎麦屋
邪神の匂いが。

●蕎麦屋の背に乗って
めーわく。

●気にしないで蕎麦屋
めーわくだってーの。

●仮面蕎麦屋
ヤな感じ。

●蕎麦屋の家
へー。そーなんだー。……。

●蕎麦屋に似ている
どこの?

●蕎麦屋とはかぎらない
どっちだよ?

●この世に蕎麦屋だけ
主食が蕎麦。

●蕎麦屋だけではつらすぎる
ごもっとも。

●最後の蕎麦屋
ゆあしょっく。

●蕎麦屋になれ
えー。

●元気ですか蕎麦屋
しばらく行ってない感じ。

●うらみます蕎麦屋
何されたんだよ?

●蕎麦屋はいつもある
そら有るわ。

●蕎麦屋に走る
空腹?

●蕎麦屋が海をみているうちに
ダッシュ。

●さよならさよなら蕎麦屋
食い逃げ。

●追いかけて蕎麦屋
必死。

●蕎麦屋によろしく
いいから金払え。

●蕎麦屋ファイト!
慰められても。


まあ、そんなこんなですな。

1/09 第六十五夜 『ボア怖いよボア』

断片的な情報が錯綜している以上、正確な事実をお伝えせねばなりますまい。
あれは年末、大晦日のことでした。
しばらく会ってなかった母との出会い。
雪の降る小寒い日。
大量に犬猫などの家畜用餌を買い込んだとき、母親が呟いたとさ。
寒いね。
確かに寒かったので、ここは一念発起して、母親に服を買ってあげようと思った次第であります。
昭和に生まれて昭和に育まれた、平成の中年女性ならではのド派手なチョイス。
紫色のブルゾンを肩に掛けていました。

まあそれはそれで良しとしたわけですよ。
ところがそこで、ストップ・ザ・歩み・オン・ザ・かーちゃん。
俺にも服を買ってくれるとのトーキング。
別に欲しくなかったので、母親が選んでいる間に、トイレでモンキーな感じだった俺なんです。
帰ってきてみると……まるで北の大地で田中邦衛が着てそうな、ドカジャンなる衣服が既に梱包されておりましたとさ。
まあ別にそれは良しだったんですが、一つだけ気になるポイントが。
首筋に光る、ボアの影。
正式名称は解りませんが、ケダモノの毛的なものが。
あれを俺は幼少の頃から、ボアと呼称しておった次第。

世の中には、アピールアイテムなる物が存在いたします。
所謂、格好をつけている品。
それを身に着けていることによって、私は格好をつけているんですと言っている物のことです。
例えば、サングラス。
街中でサングラスを掛けている人って、格好をつけていますよね。
眩しいとか言い訳するでしょうが、街中で眩しくて何が悪いとゆーんでしょう?
困りますか?
別に格好つけて悪い訳じゃないんですが、格好をつけてますよね。
格好をつけるのと格好良いは、天と地ほどの差があることも追記しておきましょう。
例えば、鎧。
街中で西洋風の鎧を付けている人って、格好をつけていますよね。
防護力を高めているとか言い訳するでしょうが、街中でモンスターに襲われる事ってありますか?
てゆーか、居ますか?
別に鎧を着ているのが悪い訳じゃないんですが、重いですよね。
格好をつけるのと甲冑を付けるのは、天と地ほどの差があることも追記しておきましょう。
てゆーか、音が似ているだけです。

そーゆー意味で、ボアってのは格好をつけていることをアピールするアイテムなんです。
そこまで寒いのが耐えられないかー?
別にあれが有るからって、そんなに暖かくもないし、防御力が上がるわけでもないでしょうに。
マフラーとか、Gパンの上に穿くスカートも、格好をつけているアイテムですよね。
てゆことで、俺はボアが嫌いなんです。
で、家に帰ってから、ボアを外してみました。
ほしたら猫が。
家に生息している猫が、ボアにじゃれ付くんです。
それを、『ふっ……可愛いわねー』みたいな暖かい視線で見ていたんです。

そして夜中。
余談ですが、年末に大掃除したついでに、模様変えを慣行しまして。
リビングの半分が、猫の運動場と化しました。
推測するに、俺が寝ている間にも、猫たちがボアで遊んでいたのでしょう。
しかしそんなこと、俺は知る良しもありません。
冷気に急かされて、夜中にトイレへと旅立ったわけなんです。
旅立とうと記念すべき一歩を踏み出した瞬間……足元にふにっっとした感触。
咄嗟に『猫だっ!』と黄色い脳細胞が叫んだんです。

サイドステップ。
体重移動。
足元に再び違和感。
ボア。
長いボア。
聞こえるはずの無い鳴き声。
伸びる左手。
何も無い。
宙を掻く。
何も無い。
何も無い。
傾く世界。
視界に入るLED。
スピーカーの電源は入ったまま。
何も無い……筈など無い。
そこにはガラス細工のガラス窓。
世界が停まる。
一瞬だけたわむ窓。
そして静寂。
破裂音。

まあ結局、ボアを踏んで驚いて窓ガラスを割っちゃったわけですが。
人差し指と親指が、ありえないくらい裂けてしまいまして。
風呂にも入れない状態だったんです。
夜になると疼く疼く。
やっぱりボア怖いよ、ボア。

1/01 第六十四夜 『新年』

新年、明けましておめでとう御座います。
去年はグダグダな年になってしまいましたが、今年はなんとかしたいなーと。
抱負みたいなものは、自分の中だけで。
言葉にすると消えちゃいそうな気がしてるので。

去年の元旦は、『明けましておめでとう』に噛み付いたりしましたが(笑)。
今年はちょっと違います。
多分今まで生きてきて、最悪の年だったでしょう。
マジで死んでもおかしくなかった……とゆか何故死ななかったか不思議な年でした。
新年からこんな話題もねーけどさ(笑)。
そこでちょっと思ったことがあるんです。

多分去年の俺は、余裕があったんでしょう。
別に新年なんかにすがる必要も、祝う理由も無かった。
今年は……ちょっと違うかな。
周りに色々なものがあることに、改めて気付いたから。
中島みゆき。
エウレカ。
プロレス。
ツンデレ。
ねこ。
ゲスト様。
友達。
クトゥルー。
それはピックアップしていーのかってものも、浮かんではまとわり付いていきます。
多分俺、ちょっと大きくなった。

皆様に御多幸を。
そして俺に根性を(笑)。
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