されすぱ用語
*第五話までの用語解説です。


アーマーパーツ 科学忍者娘、大和智純の装備するケプラー製の防具の事。防御力は何気に高いが、隙間が開きすぎているために、あまり役に立たない。作者のイメージ的には、FVのハニー。←→←→P+K+Gでブレイクする。筈。
アーマー着脱機能 純が装着しているアーマーに装備された、緊急回避用の機能。アーマーが燃えた時、重くて歩けない時、気温が高くて暑い時等々、様々な危機を回避するために開発された。パーツを指向性の爆発で吹き飛ばすのだが、内部の服が霧散してしまうほど破壊力が高い(駄目だろ)。
合気 身体の作用反作用を利用した体術。
藍田凛あいだりん 『刃の下に』で登場した、元道阿弥衆の女忍者。現在は百地流に所属しており、喰代学園で教師を営んでいる。独身。
青色のストライプ 目に優しいと噂される、らみの着用するパンツ。らみは青だけじゃなく、様々なストライプタイプのパンツを愛用する。シマリスだけに。
悪徳忍者 大和智純が十哉に対して放った一言。別に十哉は、何も悪い事はしていない。しかし忍者は大抵、悪徳なものだ。間違ってはいない。

伊賀崎大河いがざきたいが 前作『刃の下に』の主人公。流れ透破と忍者監視機構『楯岡』の、二つの顔を持つ。『刃の下に』SS『アルバム』の後に勃発した『京都大戦』で、右腕と右足を失った。その状態で子供を作ったのは、素直に尊敬できる。現在喰代学園の講師にして、十哉の師匠。年食って陰湿に成ったのか、裏でこそこそ動いている。現在主力の忍者たちからは、英雄扱いされ敬われているが、好意的に解釈しすぎな感もある。
伊賀崎流空中コンボ 相手が空中に浮いた状態で、連続追い討ちをかける技法。落下速度に追いつかないため、一発しか入らない。コンボじゃないだろ。
石川康哉こうや 本編の主人公、十哉の父。十哉が生まれるまでは石川流最年少の双爪伝承者と言われていたが、あっさり息子にその地位を明け渡した。現在は百地の守護者を降り、若忍の指南役をしている。意外にエロい。時代劇と時代小説だけが趣味とは、実の息子談。
石川奈那子ななこ 十哉の母、石川奈那子の事。旧姓木羽。現在SIK社(旧木羽忍機)で、開発主任を勤めている。眼鏡っ娘(娘?)健在。十哉に「母さん」と呼ばれるのがあまり好きではないため、名前で呼ぶことを強要している。発明品多数だが、実用に耐えられるものはそう多くない。
石川流抜刀術 石川流の開祖、石川五右衛門が編み出したといわれる忍術。両脇差しと呼ばれる構えから、左右順逆四種類の抜刀を基本とした隠忍。接近戦では無敵と謳われていた。本編の主人公である十哉の石川流抜刀術は、大河の教えと組み合わされており、十哉オリジナルといっても良い。
犬のごはん 若宇の部屋にある、ホラー漫画。末吉(セントバーナード・♂・体重40kg)と、あずき(柴犬系雑種・♀・体重8kg)が旅をしながら人を食らう、不条理アニマルホラー。幼少期のトラウマから、人肉しか口に出来ない二匹が、優しい人をも齧ってしまう、非常に不道徳な作品。動物同士の性描写が克明に描かれており、何気に固定ファンが多い。現在単行本17巻。全国から集まった保健所脱走犬を集め、3つ子峠に巣食うフリークス犬と、覇権を賭けて鷲頭式ドンジャラ(牌の一部がガラスで出来ていて、投げつけられると超痛い)で、ざわつきながら戦っている。
異能力者いのうりょくしゃ 人とは異なる能力を持った人間の事。ちなみに『砂礫の透破』には、そんなカゴテリーは存在しません。『砂礫の透破』では、超能力者と呼称します。


エセ関西弁 別に関西出身でもない人間が、テレビ等で覚えた関西弁の蔑称。確かに自分のところの方言をうろ覚えで使われるのは腹が立つだろうが、それを口にするのは、あまりにも心が狭い。腹の中で笑っとけ。
エロCG 若宇や十哉の頭の中で、頻繁に浮かぶエロ絵のこと。
エロビジョン 十哉の言う『エロビジョン爆発』とは、以前に発売されていたゲーム機、『ケロビジョン』のCM、『ケロビジョン、爆発っ!』のパロディであろう。イメージキャラクターのカエル(赤い斑点を持つ黒いカエル)が爆発するCMは、子供たちにトラウマを植え付けた。ケロビジョンとは、ROMカセットと使用したゲーム機であったが、あまりに高い開発負荷とCMの不味さで、混沌とするハード業界の片隅に消えていった。何故かカエルゲームに特化したハードだったと言う、某雪女が欲しがりそうなゲーム機。
エロ無限軌道 大河の異名の一つ。言ったのは静流。

大和智おおわち じゅん 十哉らの幼馴染で、忍者に憧れるツインテールロリータ娘。あまりにもドン臭いので、科学の力を借りて忍者ごっこをするだけの、賑やかし担当。

カウベル (1)牧場などに設置されている、家畜を呼ぶための鈴。(2)若宇の実家である、喫茶店の入り口に設置されたベル。来客を告げてくれるが、暗黒の襲来なども告げてしまう。『刃の下に』で、ペンション大巨人に備え付けられていたカウベルと同じもの。かなりヤバいくらい経済的に破綻したペンションの、たった一つの思い出。レイナが持ってきた。
科学忍術 大抵の忍法は科学的に証明可能であるが、さらに科学と融合させようと奈那子が研究している忍術。あまりにも科学(装置や機械)と融合させようとしたため、もう既に忍法とは呼べなくなっている。しかも非力。
からす 以前、茉璃が所持していた、鶚と対になった手甲。どうして若宇が入手しているかは不明。左腕側に装備される。
皮当かわあて 双爪に装備されている保護機能。刀身をなめし皮で覆う事によって、刃落しと同じ効果を生み出す。敵を捉え尋問する、殺さないための装備。殺しちゃったら、襲撃者の黒幕が判明できないからね。
乾物屋のおばあちゃんみたいな匂い 作者は嗅いだ事が無いので想像に過ぎないが、なんか煮干とするめのフリカケみたいな匂い。

ギャフン 白雪が望む、若宇との決着の台詞。白雪の過去から考えれば、教えたのは誰だかすぐに解るだろう。白雪自体は、正確に意味を掴んでいないと思う。てゆか、ギャフンって何?
京都大戦きょうとおおいくさ 大河らが学生の時に勃発した、史上初めて忍者主導による戦。『道阿弥衆望月派』『道阿弥衆藤堂派』『百地派』の三派に分かれて争われた。結果として百地派が勝利し、忍者の覇権を握ったのだが、その代償として大河は右腕と右足を失う事となる。『刃の下に』SS、『アルバム』のその後の話であるが、作品化されていない(しろよ)。
共練きょうれん 百地系忍者を集めた、共同修練の事。共打ちなども、ここで養われる。また、百地の力を誇示するといった側面もある。

空中で二回転してからのパワーボム 十哉が若宇に掛けられて、頭蓋を骨折した技。パワーボムとは相手を前後逆の形で肩車し、地面に背中を叩きつけるプロレス技である。初めて使ったのは、『鉄人』ルー・テーズだと言われている(当時はテーズ式パイルドライバーと呼ばれていた)。ちなみに空中で一回転してのパワーボムは、実在する技です。
苦無くない 忍者が使用する、侵入用の忍具。その汎用性の高さから、小刀や手裏剣の代わりとしても用いられる。石川流で使用される苦無は、10cm程度の両直刃。流派によっては、木の葉状に湾曲しているものを使用する。名前の由来は、戸口を苦も無く開けられるところから来ている。
くのいち 女性全般を指す、忍者の隠語。本来は『くノ一』と書く。女性忍者の事だと勘違いしている人も居るが、忍者に性別は無い。仕事内容が違うだけ。
黒いゴム球 正式名称は、世界破滅黒球。別に当たっても、世界が破滅する事は無い。それどころか再生ゴム材で製造されており、何気に地球に優しい。

剣速けんそく 剣を振るう速度の事。細かく言えば、狙いを定めてから切り裂くまでの速度。抜刀速度とは、微妙に異なる。

こう 裏肩の部分。
校内美少女ランキング 藍田凛が顧問を務める報道部で、毎週一回発表されるランキング。一年間のトータルランキングも発表されており、総獲得数で優勝したランカーには、学食1年分タダ券が与えられる。三回生が優勝したらどうするんだと思うだろうが、飯だけ食いに来れば良いだけの話。
小遣い 大河の月の小遣いは、25000円。それだけでは白雪の援助が出来ないので、静流にナイショでチマチマ稼いで居るらしい。

逆手さかて 抜刀の際、小指側に刀身が来る握り方。
坐郷衆ざごうしゅう 火球と極枝を得意とする忍軍。本来坐郷の『坐』は、『火を二つに土』という漢字であったそうだ。『刃の下に』で初出展した時、適当な名前を与えられたと思われていただけに、作者もビックリの奥深さ。現在15名程度の、小さな忍軍である。
坐郷とおる 十哉の幼馴染の一人。細身で身長の低い、美少女風の美少年。てゆかショタ。その外見とは裏腹に、恐ろしいほどのエロリストである。会話の中で、必ずエロ単語を混ぜないと気が済まない。坐郷衆という忍者の一員。同期NO3と言われるほど、何気にスペックが高い。だがその能力を、性欲昇華に使用する愚か者。しかもデカい。
細波さざなみ 真田流の極枝の一つ。背中合わせに腕をねじ上げ、弓なりになって頭を押さえる技法。ブリッジしてのサーフボードストレッチ。
真田十勇士さなだじゅうゆうし 立川文庫で発表された、フィクションの登場人物たち。忍者と言うよりは、ほとんど超能力者である。
真田白雪しらゆき ビンボー。『砂礫の透破』のメインヒロインの一人。初登場から現在まで人気高し。隻眼の巨乳娘であるが、その正体は真田流忍者であり、超能力者。『固定』という、物体を空間に固定する能力を持つ。得意な隠忍は極枝。宙を駆け大地で極めるのが、真田流のスタイル。
真田流 真田幸村が創設した、個人技量と集団戦に優れた忍軍。真田公の命により、世を導く使命を与えられるが、時代の波に飲まれてしまった流派。情報収集能力も高いが、主として戦闘に特化している。
実篤さねあつ 小指側に拳を捻る、石川流の拳握法。抜刀術ではないので、『石川流抜刀術ネーミング法則』には当てはまらない。
猿飛佐助 架空の忍者。真田十勇士の一人で、空を自由に飛ぶ事が出来たという。もしかしたら、能力者だったのかもしれない。

自給300円 喫茶店で働いた時の、真田の時給。安っ。
師匠 本編の主人公である十哉に、下らない事から謎の体術や概念を教え込む、伊賀崎大河の事。十哉の人格形成にも、多大な影響を及ぼしているとかいないとか。
私闘しとう 個人的な理由で戦う事。忍者は主君に仕えるものなので、私闘は御法度である。
シナリオ シナリオなんかねえよ。いや在るけど。
志水しみず 真田流隠忍の一つ。服を引き絞って、内臓に圧力を掛ける。ただの圧力と侮る無かれ。肋骨は横からの衝撃に弱いため、服を引っ張っただけでも骨折する(実話)。
順手じゅんて 抜刀のさい、刀を握った手の親指側に刀身がくる握り方の事。
食堂 喰代学園の学生用食堂は、二時間目後の休憩時間と昼休みに開放される。従業員は学生バイトを雇うため、何気にラインナップが豊富。『学食運営委員会』なる営利団体が運営している。学運委は、4時限目の授業を放棄する事が認められている。だが単位は減る。


世紀末覇者伝説 謎の美少女転校生をまとめた、若宇の一言。敵か味方か、悪魔の使いか。覇者だったら、どれでもない気がする。
隻眼せきがん 片目の事。ともすれば差別ワードにもなりかねない微妙な単語。


双爪そうそう 熊爪と猫爪の事。
狙撃 (1)狙って撃つ事。(2)狙って攻撃する事。
袖巻き一本背負い 伊賀崎流の投げ技。袖で相手の首を巻いての背負い投げ。てゆか、そんな技ねえだろ。隻腕を前提にしているのだから。ちなみに似たような投げ技は、手之内術に存在します。
空が見える場所 真田白雪が放った一言。リリカルな感情を感じ取った十哉だったが、白雪はただ単に、自分の能力を最大限に生かせる場所を知りたかっただけ。そうとは気付かずに、やすやすと案内してしまった。しかもその場所で痛めつけらたのは、自分自身だし。だいたいそんなリリカルなネタが、作者に生み出せるはずが無い。読者様の殆どが予想していた事実を気付けなかった事が、十哉最大の不幸。
そら……好きなのか? 勘違い野郎の放った、赤面級の一言。超痛い。

楯岡たておか 忍者監視機構、『楯岡流』のこと。現在どうなっているかは不明。
楯岡道順どうじゅん 織田信長を二度狙撃したと伝えられている、神話級の忍者。伊賀忍術四十九流の開祖であり、忍び十一士の筆頭でもある。信長を狙撃した後、行方を晦ましたとされているが、そのあと忍者監視機構『楯岡流』を作り上げた。
打板だばん 大河が考案した忍具。長さ15cm、重さ約30mgの、尖った金属性の板きれ。そのまま投げても空気抵抗が大きいため、特殊な投擲方法が必要になってくる。それが何を意味するのか、十哉だけが理解できていない。
単行本 雑誌等で連載されていた作品を、小冊子にまとめた物。超羨ましい。若宇の部屋にあるのは少女漫画が殆どだが、『犬のごはん』等のホラー漫画もあって、なかなか侮れない。

地域掃討暗黒破壊球ちいきそうとうあんこくはかいきゅう 大和智純が使用した、黒いゴム弾の正式名称。掃討も破壊もしない安物。
乳魔人ちちまじん 若宇が真田の事を、こう称した。本人は胸が大きい事を気にしている模様。気にする事無いのに。
ちびっこ二人組み らみと純の事。小さくて幼い二人は、異性(マニアック族除く)よりも、むしろ同性に可愛がられる傾向がある。
チラリズム 一瞬見えた、扇情的な乳のこと。作者の永遠の憧れ。

柄当つかあ 刀の柄の部分での打撃。正確に言えば『柄』とは、鍔から握部全体の名称なので、柄の先端部での打撃は『柄頭当て』と言うべきなのだろうが、語呂が悪いため、柄当てと表記している。
つぐみ 楯岡流の技の一つ。腰溜めに手刀を構え、可視出来ないほどの速度で、4発の手刀を繰り出す。正確に経穴を突き、相手を行動不能に陥れる。『刃の下に』の最終話で、康哉が食らったのもこの技。

天竜てんりゅう 石川流抜刀術の一つ。空中に放った刀に、抜刀した刀身を当てて軌道を変化させる技。音が鳴った瞬間、軌道が変化するため、見破られ易い。

東条李轟流柔術とうじょうりごうりゅうじゅうじゅつ 北陸にある、柔術の一派。柔術には珍しく、打撃に重きを置いた流派。
同年代最高スペック 前作では石川康哉がそう呼ばれていたが、本作ではその息子がそう呼ばれている。十哉は『若宇には、全然敵わないけど』と嘆いていたが、忍者としてのトータルスペックなら、十哉のほうが断然上。忍者は戦闘職種ではないのだ。
トーちゃん レイナが十哉を呼ぶときの呼び名。呼びたい様に呼ばれるのは、主人公の宿命でもある。
戸上流とがみりゅう 正式名称は、『戸上流忍者道場―――シノビコンバット・エクササイズ―――』。鹿島神道流忍軍の三男、戸上誠一(旧姓、鹿島)が開設した道場。戸上誠一は鹿島神道流の修練に耐え切れずに、17歳の時、家出。北の大地で出会った、多少の財産を持つ豊満過ぎる女性と恋に落ち、婿養子となった。しかし結婚しても定職に着かず、ふらふらしていた所、義父の友人に薦められて忍術道場を開設する事となった。とは言え本物の忍者に教える事など何も覚えていないため、一般人を相手にする事になったのだが、これがプチ当たり。土地や建物の税金分と、毎晩のスナック代くらいは捻出できている。忍者に興味のある一般人相手に、威張り散らしていたが、真田白雪に瞬殺された。今後の道場の行く末が心配されるが、描写される事も無いだろう。
毒マムシ 奈那子が作った、超滋養強壮ドリンク。市販の健康ドリンクを煮詰めて造った。ドロドロとした喉越しが最悪。
外様とざま 忍者家系出身ではない忍者の事。モラルが低いと嘆かれているが、そもそも忍者にモラルなど求める方が無茶。本作の忍者の位置付けは、ステータスではなくスキル。
ドラゴン仮面マスカラ 超絶プロレス漫画。主人公、伴獣太は、子供の頃に見たプロレスラーに憧れ、中学高校と、格闘技に明け暮れる日々を送ってしまった。その甲斐あって、柔道の全国大会では優勝。アマレスではオリンピック代表に選ばれるほどの実力を身につける。そして高校三年の冬。あらゆる実業団や大学の誘いを断り、日本で一番大きなプロレス団体『トリックスター』の門を叩いた。厳しい練習に耐え、順調にプロレスラーの道を歩いていた獣太であったが、運命の歯車は歪んで行く。トリックスターの幹部連中が、経費を使い込んでの豪遊。所属選手の不倫疑惑(しかもナイフで背中を刺される。ナイショで治療するためバイクで病院にいこうとするが、途中で交通事故)。会場の通路での襲撃(襲撃された選手は、再起不能。現在副社長)。極めつけは、若手NO1選手、北穂の『プロレスなんて八百長ですよ』発言。しけったポップコーンよりも簡単に、トリックスターは潰れてしまった。それでもプロレスを諦めきれない獣太は、単身渡米。アメリカで一旗あげるつもりが、スリの少女、インヤンに拉致されてメキシコ入り。そこで獣太が見たものは、今まで見たことも無いプロレス、『ルチャ』であった。今まで習った格闘技をベースに、魅せるプロレス、ルチャとの融合。銃太はメキシコで、ルード(悪役)としてデビュー。オリエンタルな魅力を持つ獣太は、たちまち超人気者となった。そして三年。廃れていた日本のプロレスに、変化が起こる。なんと、若者を中心に大ブームとなっていたのだ。その情報を掴んだ獣太は、意気揚々と凱旋帰国。しかしそこで獣太が見たものは……。ファッショナブルな格好と、均整の取れたスタイル。なによりも美形なレスラーたちが、華やかなスープレックスと関節技で戦うプロレス団体、『エレガントゴージャス』だった。しかもその団体のトップレスラーは、三年前に日本のプロレスに止めを刺したレスラー、北穂であった。このままでは日本のプロレスは、本当に駄目になる。そう感じた獣太は、エレガントゴージャスへ参戦を決意する。ところが獣太には、致命的な欠陥があった。なんと獣太は、ブサイクだったのだ! 美形が前提のエレガントゴージャスには、ブサイクは参戦できない。考えあぐねた獣太は、ミシシッピー川に身投げ。だが、ブサイクだが身体だけは丈夫な獣太は、死ぬ事すら出来ない。しかし……川の底でもがいた獣太が拾い上げたのは……一枚のマスク。龍を模したマスクであった。獣太はマスクで顔を隠し、美しく凶暴に成長したメキシコのスリ少女、インヤンをマネージャーとし、エレガントゴージャスに泥臭く戦いを挑むのであった。超面白い。
ドラマス 若宇が毎週楽しみにしている漫画、『ドラゴン仮面』の主人公。人間離れした運動神経を武器に、飛んだり撥ねたり回ったりの技で、美形の敵たちをマットに沈めていく。代表的にな技に、『ベアーズ・ブラディング(背中を向けた敵に対して、コーナーポストから飛んで後方一回転宙返りし、片膝を後頭部に当ててマットに叩きつける)、『マンダラ(相手に飛びついて体の周りを二回転してからのDDT)』、『インドラ・スプラッシュ(仰向けに寝た相手に対して、コーナーポストに上ってから、空中三回転半してのボディプレス。別名トリプルアクセル・スプラッシュ)、『ミロク(相手を吊り天井固めに捉え、自ら回転して何回も顔と頭をマットに打ち付ける)などがある。

奈那子ななこさん 奈那子が十哉に強要する呼び名。理由は『年齢を感じて凹むから』らしいが、そう言われる度に十哉が凹んでいる事までは気付いていない。
生乳なまちち 何も着用していない状態の、女性の胸。作者的には80%くらい隠された状態が、一番好きだ。好きだー。
なんてえ破壊力 バスタオルから半分だけ見えるDカップのこと。作者的には、服の隙間から見える乳が好きだ。好きだー。
南部博士なんぶはかせ 純が奈那子のことを、こう呼ぶ。元ネタは、忍者球団シノビンボーに出てくる、謎の博士。野球にも忍者にも関係ない発明品を作っては、訪問販売で売りさばく詐欺師。ストーリーには関係ない。

にゅ〜クリアビジョン 良く乳が見えること。『にゅー』が付いているという理由だけで、若宇が選んだ一言。
にゅ〜ジェネレーション (1)乳に特化した新人類の事。(2)乳にこだわる世代の事。俺じゃねえよ。
忍者球団シノビンボー どうにもならないぐらい末端の忍者家系の少年たちが集まり、貧乏から脱出するため野球チームを作って活躍する、往年の不条理アニメ。前50話の予定だったが、28話で早々に打ち切られた伝説を持つ。ちなみにその時点で少年たちは、まだ試合をしたことがない。貧乏なので野球用具が買えなかったからだ。ラーメン屋台で働く母親が、なんとか身体を売って道具を買おうとしていたが、痺れを切らした主人公の『大鷲のゲン(はだし)』が、スポーツ用品店に忍び込んで逮捕されたところで打ち切られている。ちなみに主題歌はT−Break。ポップでメタルなわりに、貧乏の哀愁が漂うOPテーマソングだったが、本人たちの歴史からは抹殺されている。
忍者ランド 喰代市南西部に位置するアミューズメントパークのこと。経営者が変わり、名前も簡略化された。入場料2500円。人気のアトラクションは別途料金がかかる。自然と忍術の調和がテーマであるが、喰代全域そんな感じ。アトラクション的には、忍者と何の関係もない、ただの遊園地。パーク内のレストランで出される『忍者セット(980円)』が、密かに人気がある。内容はただのハンバーグライス。




ハートブレイク 失恋の事。人の不幸は笑える。
ハーレムスター ハーレムを築く人間の事。不道徳だと思われるだろうが、神話なんかだと当たり前の行為。
馬鹿ソング (1)馬鹿っぽい歌。(2)馬鹿が歌う歌。(3)大和智純が歌う馬鹿ソングは、往年のアニメ『忍者球団シノビンボー』の替え歌。

姫島ひめじまらみ 十哉たちの幼馴染。純と同じく、賑やかしロリ担当。しかし『科学忍者娘』という言葉が使いたかっただけの純と違って、それなりに能力が高い。幼少の頃、リスに攫われて育てられたという、数奇な運命を持つ。その場のノリで考え出された設定にしては、ちょっと面白い。
猫爪びょうそう 石川流に伝わる秘忍具。刃渡り65cmの忍刀で、柄に金色の装飾が施してある。石川流の構えは両脇差しと呼ばれるが、どちらがどちらに差すとは決まっていない。抜くまで敵に諭させないのも、両脇差しの利点なのだから。決して描写の際、適当に書いてるわけではない。柄に装飾しているんだから、見れば解るだろと突っ込んでもいけない。後にそれを逆手に取った技も出てくるとか来ないとか。熊爪よりも軽い。破壊力に劣り、抜刀速度に優れている。

節車ふしぐるま 合気道の技の一つで、相手を半回転させて、受身の取れない状態で地面に叩きつける技。超痛い。業から逃れようと自ら飛んでも、その力を利用してさらに回転させられる。超痛い。
ブランにゅ〜ハート  ブランニューハートに引っ掛けたけなし言葉。ブランニューハートって何?

ペケ 若宇が十哉に付けたあだ名。『十哉』→『10』→『]』→『ペケ』の四段変化。群青色のペケ君とは、何の関係もない。

喰代学園ほおじろがくえん 喰代市にある、私立高等学園。間違っても『高校』ではない。生徒数850名。京都大戦の後、教育方針の転換が実施され、忍者養成学校のノリを持つ。上級の忍者を教師や講師に雇い入れ、一般人にも広く門戸を開いている。いつか学園モノを書けるんじゃないかと、作者が考えた超必死の前フリ。
固定ホールド 真田白雪が、生まれ着いて持っている能力の事。空中に極軽量のものを『固定ホールド』する事の出来る能力。リミット、リスク等共に不明。


みさご 以前大河が使用していた手甲。鉤爪突出機能を持つ。どうして若宇が入手してるのかは不明。右手側に装着される。
壬生みぶ 石川流抜刀術の基本技の一つ。両脇差しの構えから、一方を逆手で抜刀。納刀する捻りを利用して、もう一方を逆手で抜刀する技法。納刀と同時に抜刀、ではなく、納刀してから抜刀。


メイド服 喫茶店に住み込むことになった、真田のニューコスチューム。大河が買って来たと、十哉と読者の方は思っているようだが、実はレイナが準備した。レイナはメイド服好きだからね。もう自分じゃ似合わないと思って、真田にその地位を譲った。

もず 楯岡流の技。襟を引き上げ、布地で頚動脈を切る。襟を引き上げる過程で、肘を叩き込む。肘の下を潜らせる掌打。3つの動作を瞬時に繰り出す、極枝、斬撃、打撃の3つが融合した技。作品発表時は別名称の技だったが、誤植である事が判明したため訂正させていただきました。
桃色手裏剣 大河の異名の一つ。言ったのは凛。
百地最強の流派 石川流のこと。守護すべき者よりも弱くては、守護者は務まらない。しかしこれはあくまでも、『流派』の完成度としてである。個人の技量は、また別。
百地静流しずる 前作のヒロインの一人。大河と結婚して、若宇を出産。現在は喰代学園の理事長でもある。何気に強い。
百地若宇わかう 本作のヒロインの一人。あまり人気の出なさそうなキャラクター。事実、若宇を気に入ったという読者の方は、10人に1人くらい。百地の技と楯岡の技を持つ、現時点(第5話)で最強の戦闘力を持つ馬鹿女。実はそんなに悪い子じゃないとは、作者フォロー。

藪鮫やぶさめ 楯岡流の拳技。左掌で右拳を包み込み、肩と水平に拳を放つ。一瞬の間はあるが、破壊力だけなら、どの拳技よりも上である。しかし身体に近いところでヒットさせなければならないため、当てるの自体が難しい。

熊爪ゆうそう 石川流に伝わる秘忍具。刃渡り65cmの忍刀で、銀色の装飾が施してある。猫爪よりも重い分、破壊力は増すのだが、抜刀速度が若干鈍る。
弓剋ゆかつ 真田流隠忍の一つ。首と足(もしくは腰)を保持して、腰を反らせる極枝。様々なバリエーションがある。
雪舟ゆきふね 白雪が使う、オリジナルの真田流隠忍。白雪は『妖術』などと称していたが、実は白雪の『固定ホールド』を使った卑怯技。白い羽を空中に固定し、足がかりにして空中を疾走する隠忍である。

陽忍学ようにんがく 喰代学園のカリキュラムの一つ。各流派が選出した、当たり障りの無い陽忍をまとめた学問。まあ知らないよりは、知っていた方が良い程度のもの。大河が担当するのも、この授業。
選り取りみどり 多くの中から、自由に選んでもよいこと。選ぶのは自由である。選ぶのは。
鎧通よろいどお 東条李轟流柔術の技法。両掌で同時に腹部を撃って、伝わった振動のみで敵を倒す。


略式敬礼 地面に跪いた状態で、右手と左手の指を絡ませながら頭を下げる、石川流の簡易座礼。本来ならその状態で、太腿とふくらはぎに忍刀を挟み込んだまま正座する。何気に痛い。
里謡りよう 十哉が食らった、白雪のフィニッシュ技。相手の腕を後頭部技で折り曲げて固定し、首に腕を巻きつけながら自分の体重を掛けて叩きつける技。腕を固定したまま、空中で袈裟固めを掛けられる形になる。本編中では、名称が出てこないが、忘れていたわけではない。出せなかっただけなのだ。

ルート外れの先祖がえり 先祖がえりしているはずなのに、先祖に辿り着いていない事。この技(技?)を極めると、魔獣戦線が出来上がる。

レイナ・マクフィールド 前作のヒロインの一人。現在独身だが、一部には大河の愛人ではないかとも噂されている。相変わらず薄胸だが、日本語はちょっとだけ上手になっている。時給330円。レイナの能力、『リーディング』が健在であるかどうかは不明である。いや、ストーリーに関係ないので設定してないわけではない。何気に十哉のファーストキスの相手だったりする。もっとも乳幼児の頃の話だが。
蓮角れんかく 楯岡流の技。背中合わせになった状態で、腕を首に巻きつけて後方回転し、足払いと共に頭を地面に叩きつける技。極枝と投げ技の融合。

ロリータ時代のゆっきー 幼女だった頃の白雪のこと。実は萌える。

若いダンジョン 若い男女のこと。深読みすれば、『ダンジョン』→『洞窟』→『●●●』と思えない事も無い。読者の方に指摘されて、初めて気付いたのはナイショ。
若宇の日記 (1)十哉が書く、若宇視点の日記。女言葉など使って書かれており、何気に気持ち悪い。(2)前フリ。
若宇の秘密、そのいち 乳首への刺激に弱い。



英・数字

SHADOW ITEM KIBA 旧木羽忍機。上場の際改名した。社員数約120名。代表取締役社長は、木羽孝太郎。専務は木羽たんぽぽ。共に十哉の祖父母である。年間の経常利益は、約200億とも言われている。政府から忍具製造業務を委託されており、半官半民の会社であるといえよう。そのわりには、びみょーにアバウト。


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